某大学の点数改ざん事件
こんにちは!
みなさん東京医科大学のニュースは知っていますよね
日本でもトップの難易度を誇る東京医科大学が入試で女性受験者の得点を改ざんしていたというニュースです
女性の卒業生が出産や結婚で、現場に進まないなどの懸念から、
女性入学者を減らすことを大学が黙認していたと報道されています。
東京医科大学のHPから、今年度の入学者選抜情報を調べて見ました。( http://www.tokyo-med.ac.jp )
一般入試(茨城県他県枠とセンター利用を除く)を見ていきましょう
まず志願者は…
男 1811名
女 1124名
ざっくり男女比が女:男=2:3くらいですかね。
次に受験者は
男 1596名
女 1018名
ここも2:3くらいです。
では、次に第一次試験合格者を見ましょう
第一次試験はセンター試験ですね
おそらくセンター試験がいわゆる「足きり」に使われているのでしょう。
男 303名
女 148名
ここで1:2になっていますね。
単純計算で男子の一次試験合格率が19%、女子の合格率が15%くらいです。
では、次に第二次試験合格者を見ましょう
第二次試験は大学が作成するテストでいわゆる二次試験ですね。面接と小論文と適正テストみたいです。
(http://www.tokyo-med.ac.jp/med/exam.html)
男 141名
女 30名
なんということでしょう
急に男女比が1:4になりました
これが女子生徒に対する点数の改ざんのせいだと100%は言い切れませんが、受験者に対する合格者の数が男女で結構な開きがあることがわかりますよね。でも男女でここまで学力に差があるとは思えないです。
実際に何点程度改ざんされていたのかはわかりませんが、1点2点で合否が変わる入試ですから、少しの改ざんでかなり結果が変わってくると思います。
日本では大学受験はその人の人生に関わるといっても過言ではない重大な出来事です。本当は受かっていたかもしれない女子生徒や彼女らの家族のことを考えると胸が痛みます。もし、改ざんが無ければ今頃医者として人々の命を救っていた子たちがたくさんいることでしょう。医者になりたかったのに、改ざんのせいで希望とは全く別の人生を歩んでいる子もいるでしょう(それが悪いことという意味ではないです)
また、大学受験はお金もかかります。
特に、東京医科大学は私立大学です。入試だけで6万円かかります。もはや詐欺ともいえますよね。だって、女子は点数を低くつけられることをわかっていたら誰も6万円なんて払いません
また、東京医科大レベルだと、予備校に通っていた子もいるでしょうからそのお金もかかりますよね。さらに東京医科大を受験するためのホテル代や交通費だってかかります。
しかし、この問題は医学部だけではなく他の大学や学部でもされているんだろうなと私は思います。今まで明るみにでなかっただけで。
例えば、減点まではいかなくとも、同じ点数の場合は男子を優先して合格させるとか。
…ありそう。
私が受験生のときは、解答用紙の字の丁寧さとか評定とか態度とかが気にされるんだろうと思って必死に頑張っていたんですけどね…(笑)
こんな事実を知ってしまったらまともに頑張る意味がわかんなくなっちゃう。
そもそも、出産や結婚で離職することは「女性」が悪いことなんですか?女性に責任があるのですか?
だって、女性が出産や結婚で仕事をやめるのって、そういう社会や現場のせいでもあるんじゃないですか?出産をしても仕事を続けられるなら続けるんじゃないですか?だって、あんなに勉強してせっかくお医者さんになれたのに、そんなにたやすく手放すと思いますか?それを「女性」のせいにして、初めから勉強すらさせないことを正当化していることに本当に腹が立ちます。
もう二度とこんな悲しい、そして憤りを感じる事件が起こらないようにしてほしいです。
大学受験の大変さがわかる身としては、もうこんな事件で悲しむ女の子はいてほしくないな。私に何かできないのかな。
とりあえず、このブログでこの問題についてもう少し私なりに発信しようと思います。よかったら見てください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
次の記事でお会いしましょう!